2014年8月17日日曜日

今週見た試合

①アルゼンチンリーグ第1節
 「ゴドイ・クルス 3-0 バンフィエルド」
ゴドイ・クルスは今年のコパ・スダメリカーナに出場する実力チーム。
一方昇格チームのバンフィエルド(アルゼンチンの発音ではバンフィエル)は
そう強くないチームだと試合を見始めればすぐに判然とする。
そんなチームをアルメイダ監督が志高く、意図を持ったチーム、
すなわちボールをつないで崩していくチームを作ろうと奮闘している。
結果からいえば1点も取れずセットプレーから3失点で完敗。
チーム作りは道半ばの印象だが、チャンスは多く作っていたし、
実際シュート数も上回っていた。
アルメイダ監督はこのチームを成功に導けるか、それとも
現実主義者にひれ伏すことになるか、楽しみである。

②チリリーグ(前期)第4節
 「アントファガスタ 0-3 ウニベルシダー・デ・チレ」
開幕から3連勝と好調のウニベルシダー・デ・チレ(以下ラウー)
ホームゲームかと見紛うほどラウーへの声援が大きい。
南米でも屈指の実力チームは、この試合でも選手全員が同じイメージを
高いレベルで共有できているのが看取できる。
セバスティアン・ウビージャがハットトリック。
0-3の結果だがアントファガスタも押されっぱなしだった訳ではない。
サイド攻撃でチャンスを作り続けたが、
それをいくら語ろうと逆にラウーの決定力にその光が当たるだけだ。

③リベルタドーレス杯決勝2ndLeg
 「サン・ロレンソ(アルゼンチン) 1-0 ナシオナル(パラグアイ)」
1stLegを1-1で引き分けての2ndLeg
ホームのサン・ロレンソがボールを保持し主導権を握る。
しかし守りながらリズムを作るのがパラグアイのチームで、
実際ゴール前で何かが起こりそうなのはナシオナルの方だった。
それでも前半34分ハンドによるPKでサン・ロレンソが先制し、
結局そのまま逃げ切る。
サン・ロレンソは現ローマ法王がサポーターであることで知られるが、
まさに「神の御手」に引き寄せられた優勝といえるだろう。
南米では今年の大会はレベルがあまり高くなかったと言われているようだ。

④メキシコリーグ(前期)第5節
 「クラブ・レオン 2-1 プーマス」
開幕ダッシュに躓いた両チーム
前半はどちらも被シュート数が多く、守備が課題なのだろうと想像がつく。
とりわけレオンはラファエル・マルケスの抜けた穴が大きいのだろう。
前半にプーマスがCKから得点。
早くに先制したことが敗北につながるという不条理の条理がサッカーにはあるのだ。
その後のレオンの一方的展開にプーマスは耐えていたが、
後半30分にとうとうオウンゴールで失点、レオン押せ押せのなか10分後に再び失点。
メキシコリーグの面白さを深く味わった。

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